「夢かなえっべ!~いっしょに・もっと・にっこり笑顔inかみのやま」というプロジェクトに参加しようと思った理由は、今年、特別養護老人ホーム介護実習に行った際に対象者の介護課程を通して、生活の楽しみが生きる上で大きな活力になると学んだからです。そして今回のプロジェクトを通して今まで諦めていた夢を叶えることができるという経験が自信となり、これからの生活を楽しみながら、活き活きと過ごしてほしいと思いで参加しました。
今回のプロジェクトでは、施設入居者様が「ピアノ」を皆さんの前で披露することが夢であるとお聞きしたので「思い出に残るコンサート」を実施することに決定しました。数少ない会議の中で、それぞれの立場から気づきや意見をまとめ、一から計画を立案することは正直大変でしたがその分、スタッフ皆の思いが詰まったコンサートとなりました。
本番当日、緊張しながらのスタートとなりましたが、ゲーム、そして学生の演奏から始まり、入居者様と家族の演奏までバトンが渡されていくうちに、会場全員の表情が和んでいくことを感じました。家族との連弾では記憶を辿りながら最後まで一生懸命に弾いている姿を見て、とても感動しました。また、お互いに手紙を読む場面では、参加者の目に涙が浮かんでいました。
今回の夢かなプロジェクトを通し、「夢は人の心を動かす力があること」を学びました。ボランティアの私達までここまで心を動かされるとは思いもしませんでした。このように人の心を動かすことのできる「夢かなプロジェクト」を今後も繋げていってほしいと希望します。
羽陽学園短期大学 専攻科福祉専攻 学生 様